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HIVの症状と治療方法

HIV感染症とは、ヒト免疫不全ウィルスが感染することによって発症する免疫不全症です。主な流行地域はアフリカやインド、東南アジアでしたが、近年日本での感染拡大も見られています。

 

HIVの感染経路

HIVの感染経路は4つあります。

 

  • 一つは、性行為による感染です。当初は同性愛者間での感染が多く見られていましたが、現在では異性間での感染も増加しています。オーラルセックスでも感染するため、HIVの予防にはコンドームの使用が必要不可欠です。
  • 二つ目は、注射器の回し打ちによる感染です。薬物使用者が注射器を回し打ちすることにより、感染します。
  • 三つ目は、血液製剤による感染です。輸血による感染のことですが、近年は検査の強化に伴い、殆ど見られていません。
  • 四つ目は、母子間の感染です。母親がHIV陽性の場合で感染に気づいていない場合、新生児の3分の1が感染すると言われています。

しかし妊娠初期から感染に気付いている場合、抗HIV薬の投与や帝王切開、ミルクによる授乳などの対策を取ることで感染は1%以下に抑えることができます。

 

HIVの潜伏期間

2000年頃まで、HIVの潜伏期間は8〜10年と言われていました。しかし2000年以降、感染機会から3〜4年以内にAIDSを発症する人が増えてきました。

 

HIVの症状

HIVに感染すると、感染後2〜3週間後に風邪のような症状が現れます。発熱や頭痛、関節痛などが現れ、数週間で症状は収まります。その後症状のない無症候期と呼ばれる期間が数年続きますが、その間に体内ではHIVウィルスが増殖していきます。そして免疫力が低下し、発熱やリンパ節の腫れ、全身の倦怠感などの症状が現れます。免疫が低下することで、他の感染症にもかかりやすくなります。これを日和見感染と言います。その結果、肺炎や悪性腫瘍などの様々な合併症を引き起こす可能性があります。

 

HIVの治療方法

現代医療では、残念ながらHIV感染症を完全に治す方法はありません。治療方法としては、ウィルスの増殖を抑える抗HIV薬を投与する方法があります。しかし合併症の有無や程度など、患者さんの状況により治療方法は変わってきます。

 

また、医療は年々進歩していますので、数年後には新しい薬や治療方法が見つかるかもしれません。過度に悲観する必要はなく、今最善の治療を行うことが重要です。

 

 

 

 

 

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